断食関連の書籍がきっかけで知ったファスティング(プチ断食)
「 痩せる 」「 整う 」「 若返る 」と、よいことづくめの効果に魅力を感じ実践してみました。
- ファスティングってなに?
- プチ断食は本当に痩せる?
- よかった効果は?
- デメリットはある?
- 本当に健康にいいの?
このページでは、そんな疑問を解消する個人の6ヶ月体験談や感想をまとめています。
16時間ファスティングとは
16時間ファスティングとは、一日24時間のうち16時間は固形物を口に入れず、食事は残りの8時間内にするというプチ断食です。
基本は食事時間を制限するだけなので、思い立ったその日から始めることができます。
例として、夜の20時までにその日の食事を終え、翌日は昼の12時までは何も食べません。水はOK。
食べる時間(8hour)は何を食べてもよし、と定義しているメディアも多いですが、奇跡が起こる半日断食 (著:甲田光雄)の書籍内では目的が病気の治療ということもあり食事内容も重要視されています。
期待できる効果
プチ断食で機能するオートファジー(細胞の若返り)によって期待できる効果はこちら。
空腹の時間で胃腸を休めることで衰えていた消化機能の働きも整います。
16時間ファスティング効果
- 脂肪燃焼
- デトックス
- 腸内環境を整える
- 免疫力アップ
- 血流改善
- 美肌効果
- アレルギー症状の緩和
- 睡眠の質の向上
ドイツでは断食療法が保険診療として取り入れられているそう。
トータルで健康維持ができて、おまけでエイジングケアやダイエット効果があるなら試してみる価値は大きいです。
プチ断食で注意すべきこと
プチ断食は手軽で簡単に始められますが注意点もあります。
プチ断食の注意点
- 筋肉量の低下
- 栄養バランスの偏り
- 血糖値の急上昇
- ホルモンバランスの乱れ
空腹状態で食事を摂ると血糖値が急上昇しやすいため、16時間の断食明けの最初に口にするものや食事内容は意識する必要があります。
また、女性の16時間断食はホルモンバランスの乱れに繋がるため12時間が理想と指摘する声もあります。
オートファジーとは
オートファジー(=自食作用)は、細胞が自らの古くなったタンパク質を分解・再生する仕組みです。
体が飢餓状態になり16時間を超え始めたころからオートファジー機能が働き始めます。
加齢とともに発症しやすくなる病気の予防や健康維持の働きがあることが解明され始め、老化を抑制する科学的アプローチの一つとして注目を集めています。
オートファジーの研究は、2016年に東京工業大学の大隅良典栄誉教授ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
プチ断食により、中性脂肪だけでなく本来残しておきたい筋肉も消費してしまうことがあるため、筋トレなどを含む軽い運動も取れ入れることが推奨されます。
よかったこと
16時間断食の実践で、期待通り得られた効果もありました。
空腹に慣れるまではナッツをつまんで気を紛らわしていましたが、続けていると意外とすぐ慣れます。
おまけのメリットとして、一食減らすことは時短にもなりました。
集中力が上がった
朝起きてお昼までは何も口にしないので、午前は空腹の状態です。
食べた後にはどうしても眠くなるので、午前に空腹の状態で作業をすることで集中力も増して捗ります。脳もクリアな感じ💡
食後の眠気=血糖値スパイク?…と気になっていましたが、食べ過ぎなければ日中の眠気も抑えられることがわかりました。
ダイエット効果
気になっていたお腹ポッコリの下半身デブ感が解消され、20代の頃のデニムが入るようになりました。
体重も減りました。
太ももやお腹・お尻まわりの脂肪が減ったのが嬉しい効果でした。
免疫力が上がったかも
昨年末に同居家族の4人のうち2人がインフルエンザになった時の話し。
同時期に体調が悪くなったので自分も感染していた可能性は高いけど、家族の感染を知った時点でピークは過ぎていたしそこまで悪化しなかったので受診せずに自力で回復しました。
余談ですが、家族の受診費用が検査や隔離代?なども加算され薬代と合わせて約5千円でした。高っ。それも受診しなかった理由です…😅
熱も最高で38度ちょっとだったし、インフルの薬(タミフルやリレンザ)なしで自然治癒なんて免疫力高いのかも✌️
ファスティング効果とは断定できないけど、プチ断食中でも弱ることはないようです。
熱がある期間も特に変わらずにファスティングを継続していたし、むしろ普段より食事量は少なかったです。
病気の時は無理してでも何かを食べた方がよい、とよく言われますが、それが全てでないことも実体験からわかりました。
悪かったこと
思わぬデメリットもありました💧
痩せ過ぎた問題
もともと普通~痩せ型で、悩みは下半身デブの体型でした。
都合よく気になる箇所の脂肪だけ落とせれば理想でしたが、結果は、貧相ボティになってしまいました💦
「そうそう、それー!」ってって共感した動画はこちら。
食べる量が根本的に減るので痩せるのは当たり前なんですよね…
だけど、上半身まで痩せてしまった結果、鏡に映った自分が貧相&洋服が似合わない…というダブルショック😱
似合うファッションも年齢とともにこれまでも変化がありましたが、服の着こなしには体型(適度な肉付き)も大事だと学びました😞
ほどよい肉付きと適度な筋肉のある体の方が健康的で若々しく見える反面、痩せ過ぎると老けて見えます😰
抜け毛が増えたかも
毎年、11月前後になると抜け毛の量が増えるのですが、今回はその時期を過ぎても減りません…💧
元々、毛量が多いので若い頃は全く気にしていなかったけど、加齢にともなって毛の1本1本も細くなり、ボリューム不足が気になってきていました。
見逃すことのできないデメリットで大ショック😱😱
ダイエット効果が期待できる反面で、髪の毛や頭皮への栄養は後回しになるため、抜け毛が増えてしまうのもあり得る話しだと思いました。
優待飯が楽しめない
ファスティングを始める前から、年齢とともに食が細くなり、食べ放題はもちろんガッツリ系は厳しくなりました。
更に、16時間断食で食事の回数も量も減ったので、せっかくの飲食系の株主優待を全力で楽しめないのは残念な点です。
まとめと結論
結論としては、合うか合わないかは個人差があるので実際に試してみるのが一番です。その上で、よい部分は取り入れ自身に合うやり方にアレンジしつつ継続するのがおすすめ。
答えを探すにもネットの情報はポジショントークの可能性が大だし、インフルエンサーは話題のネタだからとりあえず「 やってみた 」的に取り上げている(実体験や長期間の検証はしていない)というのが前提としてありがちです。
よいことづくめ?と思って始めてみたファスティングですが、実際のところ賛否さまざまな意見があり、いいの…❔悪いの…❔どっちー⁉️っと途中わからなくなりました。
そんなこんなで調べれば調べるほどに、迷子になります。
「100%健康によいもの」と信じてのスタートで得られた効果も小さくなかったですが、気になるデメリットも感じたので、これからは程々にバランスよく継続するつもりです。
時間がきたら食べる、は食べ過ぎ
これまで常識と思っていた「 1日3食 」🟰これは食べ過ぎというのは身をもって実感しました。
朝起きたら朝食、お昼になったから昼ごはん…というように時間がきたから食べるのではなく空腹を感じてから、で充分でした。
結果どうなの?
令和の今はいつでもどこでも食べ物が手に入り、食べることに困ることはありません。
そんな飽食の時代となったここ50年で糖尿病患者が50倍に増えたそう。
そこで「 ファスティング 」や「 プチ断食 」などの言葉が先歩きしたり流行ったりするのですが、16時間食べなくても残りの時間に口にいれるものがジャンクのみだったりドカ食いをしていたら本末転倒ですよね。
やはり昔から言われている「 腹八分目 」「 粗食 」というのは理にかなっているんだなと改めて感じました。
問題や焦点は「 1日〇食 」というよりも、トータルで必要以上に食べ過ぎないことが大事で、意識しなければ知らずと食べ過ぎているのが現状だと思います。
継続するの?
ということで「16時間断食すること」が最重要なのではなく、体によい食べ物をよく噛んで食べ過ぎず、胃を休めるための空っぽの時間を作る、ことを意識して継続していきたいです。
栄養バランスを整えた食事内容の見直しで、デメリットに感じた抜け毛や痩せ過ぎ問題も改善できそうです。
食べない(量を減らす)だけのダイエットは楽ですが、運動もしっかりして筋肉量の低下も防ぐことは、健康にとっても理想的な体づくりにもよいですしね。
体によくないものも突き詰めれば、加工品以外にも小麦や砂糖…と幅広くなりますが、ここも完全ではなくできる範囲での実行にしようと思います。
株主優待で外食したり、甘いものを食べたりも、たまには良しとします。
我慢や節制ばかりでなく、残りの人生を楽しむためのバランスも大事ですよね✨
参考図書
断食について知るきっかけになった書籍です。食生活について見直す機会になりました。
常識と思っていることが実は正解でないことってあるんですよね。大人の事情とか…。